喫煙によるがんは「肺がん」だけではない

喫煙というのは私たちが日常的に行っている行動の中で唯一良いことが一つもない行動といって良いでしょう。

喫煙によって体に様々な悪影響があることは多くの人が知っていることです。
中でもがんに関しての影響は計り知れません。煙草の中には実に多くの発がん性物質が含まれています。

煙草によって発症するがんとして最も有名なのは肺がんです。
肺がんを発症した人の内、男性ではおよそ70パーセント近く、女性ではおよそ20パーセント近くが喫煙によって発症したとされています。
逆に言えば喫煙を止めることによって多くの肺がんを防ぐことが出来るというわけです。
更に喫煙によって発症率が上昇するがんは肺がんだけではありません。

喫煙によって体内に取り込まれた煙草の中の有害物質は血液に乗って体の全身に運ばれます。
つまり煙草の煙を吸い込んだ杯だけではなく、喫煙によって全身が蝕まれるというわけです。

喫煙はあらゆる癌に影響があるとされていますが、中でも喉の部分のがん、胃がん、肝臓がん、そして宇井象嵌に関しては確実に喫煙によって発症率が上昇するというデータが出ています。
例えば食道がんに関して言えば常に喫煙している人は全くたばこを吸わない非喫煙者と比べると、発症率が実に5倍にもなることが分かっています。
胃がんでも常に喫煙している人は非喫煙者と比べると発症するリスクが2倍近くになります。
そのほか全体的に見ても確実に常に喫煙している人の方がリスクは高くなります。

確かにがんを発症する原因は喫煙だけではありません。
生活習慣病といわれるように様々な日常生活における活動の仕方によって発症する可能性は高くなります。
しかし、そんな日常生活の送り方による発症率上昇のリスクは喫煙による発症リスクとは比べ物になりません。

日常生活のリズムを変えることはなかなか大変ですが、煙草を止めるのはとても簡単です、買わないようにし、吸わないようにすればいいだけの事です。
禁断症状だけが辛いですが、これほど簡単に健康になれる方法は他に存在しないと言っても良いでしょう。

喫煙していないのに肺がんになるのは何故

しかし、先ほどの肺がんを発症している人と、喫煙している人との割合を見ておかしいことに気づかなかったでしょうか。

男性では70パーセント近く、女性では20パーセント近くが喫煙によって肺がんを発症していると書きましたが、逆に言えば男性では30パーセント近く、女性では80パーセント近くもたばこを吸っていないのに肺がんを発症している人が居るというわけです。
これは何故なのでしょうか。

何故たばこを吸っていないのに肺がんになる人が存在するのかというと、肺がんの中にもいくつか種類があって、煙草の影響を強く受ける肺がんと、あまり影響を受けない肺がんとが存在するのです。

扁平上皮がんと呼ばれるタイプは喫煙の影響をとても強く受ける肺がんです。
煙草によって肺がんを発症した人はほとんどがこの扁平上皮がんと呼ばれる種類です。
しかし、扁平上皮がんは近年喫煙者が減っている事によって減少傾向にあります。

一方、肺腺がんと呼ばれる肺がんはあまり煙草の影響を受けません。喫煙以外で肺がんを発症している人はほとんどがこの肺腺がんです。
肺腺がんは増加傾向にあり、男性では役40パーセント、女性では実に70パーセントがこの肺腺がんといわれています。

肺腺がんを発症する原因の一つとしては確かに喫煙があるのですが、それ以上に大きな原因となるものが存在します。
それは女性ホルモンです。
女性ホルモンを構成する物質の一つにエストロゲンがあるのですが、このエストロゲンの影響によって肺腺がんを発症する確率が上昇するという事が最近の研究で分かってきています。

男性と比べると女性の方が圧倒的に肺腺がんの比率が圧倒的に高いのは男性よりも女性の方が女性ホルモンの量が圧倒的に多いからにほかなりません。

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