ニコレットはどうして禁煙補助効果があるの?

禁煙表示

ニコレットとはニコチンを含んだガムで、禁煙を助ける効果があります。
そもそも、禁煙中にイライラするのはニコチンが身体がから抜けていく際の離脱症状が大きな原因のひとつです。
ニコレットはタバコを吸うことなくニコチンが摂取できるので、禁煙中の離脱症状を緩和し、禁煙を補助することができます。

タバコはニコチンに対する身体依存の他に、タバコがないと口さみしい、タバコがないと休憩時間をどう過ごしていいのかわからない、といった心理依存があります。
これらの身体依存と心理依存が複雑に絡まることで禁煙中の激しい喫煙欲求が生まれます。
ニコレットはタバコを吸わずしてニコチンが摂取できるので、喫煙に対する肉体的な依存を抑えながら、心理的依存に集中して対応できることで、喫煙欲求をコントロールしやすくなるといったメリットがあります。

しかしながら、気を付けなければならないのが、ニコレットは噛むことでニコチンを吸収することができるので、タバコを吸う行為自体から遠ざかることはできますが、ニコチンへの依存を断ち切るものではないということです。

その為、ニコチンへの依存を減らしていくには、ニコレットからのニコチン摂取量も徐々に減らしていく必要があります。
具体的な使用方法ですが、まず1日の噛む量を4粒から12粒ほどから始めて、徐々に量を減らしていきます。
これによってニコチンの摂取量も徐々に減らすことができます。

また、ニコレットはガムの形状をしていますが、ガムを噛むという行為自体にも禁煙効果が見込めます。
喫煙生活が長く続くとタバコは生活習慣の一部となってしまいます。朝起きた時や食後など、ついつい無意識にタバコに手が伸びてしまう。
このような時にガムを噛むことで口さみしさや手持ち無沙汰な感覚を紛らわせることができます。

他にも禁煙には冷たい水やミントなどの刺激が効果的と言われていますが、ニコレットにはミントが含まれてタイプも販売されています。

ニコレットは普通のガムと違う噛み方があります

なお、ニコレットは通常のガムと噛み方に異なる点があります。
まずは、先にも書いたように徐々に噛む量を減らして最終的には使用期間3か月ほどを目途にニコレットからも卒業しなければなりません。

また、ニコレットを噛む際には通常のガムのように口の中でずっと噛み続けるわけではありません。
まず、ニコレットを口に入れ1分ほど噛むとニコチンのピリピリと刺激を感じるようになります。
それから噛むのをやめ、ニコレットを頬の内側に置いた状態にして、ニコチンの刺激を感じなくなるまで、そのままにしておきます。
最低1分以上はこの状態をキープします。

このように通常のガムと噛み方が違うのには主に2つの理由があります。

まずは胃への負担を減らすためです。ニコチンは刺激性の物質のため、胃痛や胸やけといった副作用を起こす場合があります。
これはニコレットを口の中でずっと噛み続けると含有しているニコチンが一気に唾液に溶け出してしまい、唾液を飲み込むことで胃に負担がかかるためです。
また胃だけではなく喉や喉頭の炎症を引き起こすといった副作用もあるので注意が必要です。

次にニコチンの吸収スピードを抑えるためです。
タバコを吸った際には肺からニコチンが吸収されますが、肺で吸収されたニコチンは脳内に達するまでのスピードが速く、この即効性が依存を高めるひとつの原因とされています。
これに対して、口内の粘膜から吸収されたニコチンは吸収されるのが遅いため、ニコチンを摂取しつつも依存性を高めない効果が期待できます。

他にも通常のガムのようにタバコが吸えない時だけニコレットを噛むといったように、タバコとニコレットを併用して使用することは禁煙を補助する効果がないだけでなく、むしろニコチンへの依存性を高める可能性があります。

関連記事